味の付いた液体と凝固剤などを混合して、様々な濃度の泡やムースを作り出す調理器具です。
触感はフワフワで口どけの良さは抜群。そして素材の味がしっかりと感じられる泡やムース。
調理の幅が飛躍的に広がります。
海外で開発された調理器具で日本仕様におては、二酸化炭素を使用するものが多く
後味に独特のピリッとしたものが残るのですが、
アドバンスタイプでは亜酸化窒素を使用しており、無味無臭なので、食材の持ち味を完璧に生かす事が可能です。
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味の付いた液体と凝固剤などを混合して、様々な濃度の泡やムースを作り出す調理器具です。
触感はフワフワで口どけの良さは抜群。そして素材の味がしっかりと感じられる泡やムース。
調理の幅が飛躍的に広がります。
海外で開発された調理器具で日本仕様におては、二酸化炭素を使用するものが多く
後味に独特のピリッとしたものが残るのですが、
アドバンスタイプでは亜酸化窒素を使用しており、無味無臭なので、食材の持ち味を完璧に生かす事が可能です。
夏の先付2種です。冷静コンソメは、二日間かけてじっくりと仕込んでいます。グラスの底には、コンソメと好相性である
パプリカのピュレを忍ばせています。パプリカのピュレは、オーブンでじっくり水分を飛ばした後、丁寧に裏ごししたもの。
味の凝縮度は、生のパプリカと食べ比べれば瞭然です。フォアグラのベニエも、ひと手間かけた一品。
フォアグラと自家製プルーンのジャムを手打ち生地でくるんで、カリッと揚げたもの。
仕上げに、独自で配合したスパイスをまとわせています。
この料理は、私が最も尊敬するシェフへのオマージュでもあります・・・
長静館では、現在生ビールの提供は致しておりません。ソフト、ハード面において最上な物を現在の状況では提供できないからです。飲食店で、生ビールを提供していない店のほうが珍しいくらいですが、では何故なのか?残念ながら、完璧な状態の生ビールを提供している飲食店を、私が知る限りではほとんど見かけません。それを実践するには、以下の理由により相当な労力を要するからです。
1.ドラフトコックの選別
添え付けの物がベストではありません。数多くのメーカーから、自らの目指す泡のイメージを具現化してくれる物をチョイスする必要があります。
2・樽専用の冷蔵設備の確保等
生ビールの鮮度を保つため、樽が外気にさらされる瞬冷式ではなく、樽そのものを冷却できる空冷式を選択するべき。しかし、ほとんどの飲食店が瞬冷式を採用。小さい樽をこまめに取り換えながら、2日程で使い切る必要がある事は言うまでもありません。
3.注ぎ方
きめ細かい泡を作る為には、最低1割のロスが出るであろう泡切りが不可欠。注ぐ時間も通常の2倍はかかります。注ぎ手の情熱と技術も当然必要。
4.ジョッキの管理
不要な臭いの付着を防ぐため専用スポンジでの手洗い、自然乾燥、そしてジョッキ専用冷蔵庫の確保は不可欠。
5.サーバー洗浄等
毎日のサーバー洗浄は言うまでもなく、ドラフトコックの分解洗浄や定期的に行う薬品洗浄など。
これらの課題をすべてクリアできた時、初めて生ビールを提供しようと私共は考えています。それまでは、瓶ビールのみの取り扱いとなります。
別注料理の一品です。
こだわるのは火入れ。これに全神経を集中させます。理想とするのは、切り口が一面ロゼカラー。焼くというよりは、温めるという作業。
加熱、休ませる、という工程をこまめに繰り返しながら、芯温50度で着地させます。
味付けはシンプルに、塩、胡椒、ワサビのみ。この素材だからこそ可能な技です。油っぽすぎず、牛本来のミルキーな味わいを存分にたのしめます。
初夏の献立の一品、鮎のコンフィです。80度のオイルの中で8時間加熱していきます。
これを提供時、芯まで温めながら皮目はパリッと仕上げます。塩焼きと違い、身はシットリ
としながら骨まで全部食べる事ができます。付け合せは夏野菜のマリネや胡瓜の
ピュレなど。「温」と「冷」の落差、土佐酢ジュレとマリネ野菜の酸味のグラデーション
は、すぐそこまで来た夏そのものです。
夕食の一品、「ミネラル」に使用しているギンヒカリは、軽くスモークを施しています。
通常、燻製を作る時の脱水方法は、おろしたての上身(写真左上)にベタ塩(たっぷりの塩を一面にまぶす)
をしていくのですが、長静館では、パラパラっと塩を身にふりかける程度で
表面に浮き出てくる水分をこまめにふき取る作業を4~5日程くりかえします。
このような作業を施す事で、ベタ塩と異なり、身が程よい塩分濃度になりながら、
同時に熟成も進んでいきます。これを軽くスモーク。
ねっとり感と、旨みが凝縮した程よい透明感のある燻製の完成です。(写真右上)
こごみ、蕗、ワラビを、こっくりと炊き上げました。ポイントは、ごく少量の酢と胡麻油、それと実山椒です。
甘辛く炊くのではなく、味はシッカリといれながら、あくまで味わいはライトに仕上げています。触感はあえて柔らかく….
野菜の種類ごとに、ジャストな火入れで調理している夕食の一品「ミネラル」を動とするなら、こちらは静のイメージでしょうか。
長静館のロビー外、ウッドデッキからの眺望です。今年は、例年より少し遅めに新緑が芽吹き始めました。
自然の、残酷すぎる程の圧倒的力に人はなす術がなく、自然の瑞々しい躍動感に心震える..
複雑な気持ちになりますが、その偉大な力に敬意を表し、私達も一歩一歩前進していこうと固く決意します…