徐々に地元中之条産の夏野菜が市場に出回り始めました。
いつもではないのですが、安価で状態の良い夏野菜を入荷した時には、サービスの一環として
写真のような形で、たらいごとロビーに置いて、お客様にまるごと「ガッブッ」と召し上がって頂いております。
トマトはフルーツトマトにはない自然な甘味を塩でシンプルに。胡瓜は自家製田舎玉味噌でモロキューのように・・・
田舎の日常でありながら、お客様のとっての非日常の風景です。
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徐々に地元中之条産の夏野菜が市場に出回り始めました。
いつもではないのですが、安価で状態の良い夏野菜を入荷した時には、サービスの一環として
写真のような形で、たらいごとロビーに置いて、お客様にまるごと「ガッブッ」と召し上がって頂いております。
トマトはフルーツトマトにはない自然な甘味を塩でシンプルに。胡瓜は自家製田舎玉味噌でモロキューのように・・・
田舎の日常でありながら、お客様のとっての非日常の風景です。
味の付いた液体と凝固剤などを混合して、様々な濃度の泡やムースを作り出す調理器具です。
触感はフワフワで口どけの良さは抜群。そして素材の味がしっかりと感じられる泡やムース。
調理の幅が飛躍的に広がります。
海外で開発された調理器具で日本仕様におては、二酸化炭素を使用するものが多く
後味に独特のピリッとしたものが残るのですが、
アドバンスタイプでは亜酸化窒素を使用しており、無味無臭なので、食材の持ち味を完璧に生かす事が可能です。
夏の先付2種です。冷静コンソメは、二日間かけてじっくりと仕込んでいます。グラスの底には、コンソメと好相性である
パプリカのピュレを忍ばせています。パプリカのピュレは、オーブンでじっくり水分を飛ばした後、丁寧に裏ごししたもの。
味の凝縮度は、生のパプリカと食べ比べれば瞭然です。フォアグラのベニエも、ひと手間かけた一品。
フォアグラと自家製プルーンのジャムを手打ち生地でくるんで、カリッと揚げたもの。
仕上げに、独自で配合したスパイスをまとわせています。
この料理は、私が最も尊敬するシェフへのオマージュでもあります・・・
長静館では、現在生ビールの提供は致しておりません。ソフト、ハード面において最上な物を現在の状況では提供できないからです。飲食店で、生ビールを提供していない店のほうが珍しいくらいですが、では何故なのか?残念ながら、完璧な状態の生ビールを提供している飲食店を、私が知る限りではほとんど見かけません。それを実践するには、以下の理由により相当な労力を要するからです。
1.ドラフトコックの選別
添え付けの物がベストではありません。数多くのメーカーから、自らの目指す泡のイメージを具現化してくれる物をチョイスする必要があります。
2・樽専用の冷蔵設備の確保等
生ビールの鮮度を保つため、樽が外気にさらされる瞬冷式ではなく、樽そのものを冷却できる空冷式を選択するべき。しかし、ほとんどの飲食店が瞬冷式を採用。小さい樽をこまめに取り換えながら、2日程で使い切る必要がある事は言うまでもありません。
3.注ぎ方
きめ細かい泡を作る為には、最低1割のロスが出るであろう泡切りが不可欠。注ぐ時間も通常の2倍はかかります。注ぎ手の情熱と技術も当然必要。
4.ジョッキの管理
不要な臭いの付着を防ぐため専用スポンジでの手洗い、自然乾燥、そしてジョッキ専用冷蔵庫の確保は不可欠。
5.サーバー洗浄等
毎日のサーバー洗浄は言うまでもなく、ドラフトコックの分解洗浄や定期的に行う薬品洗浄など。
これらの課題をすべてクリアできた時、初めて生ビールを提供しようと私共は考えています。それまでは、瓶ビールのみの取り扱いとなります。
別注料理の一品です。
こだわるのは火入れ。これに全神経を集中させます。理想とするのは、切り口が一面ロゼカラー。焼くというよりは、温めるという作業。
加熱、休ませる、という工程をこまめに繰り返しながら、芯温50度で着地させます。
味付けはシンプルに、塩、胡椒、ワサビのみ。この素材だからこそ可能な技です。油っぽすぎず、牛本来のミルキーな味わいを存分にたのしめます。