長静館では、中之条の田村和昭さんの作る特別栽培米を使っています。
邪魔にならないよう、少しだけお手伝いをしてきました。
稲の成長過程もアップしていく予定です。
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長静館の新緑も、ピークをむかえています。
画像は、四万川をのぞむデッキからの眺望です。色々な緑が重なり合う最高の季節です。
貸切露天風呂につかりながら、木々のゆらめきや小鳥のさえずりに耳を傾けるのも
この季節ならではの楽しみです。
長静館は湯元であり、自家源泉を所有しております。
浴槽は決して広くはありませんが、一日の宿泊人数を最大で10人としている為、どなたとも会う事なく
入浴できる事もしばしばです。
加温、循環ろ過無しの本物の温泉を是非お楽しみください。
冬季は、温度調整の為の加水もほぼございません。
冷え切った躰がじんわりと温まっていく喜びは、この時期だけの楽しみでもあります。
昨年の秋刀魚のミルフィーユを、今年はバージョンアップしました。
今年は、一皿の中に四種類の秋刀魚を表現しました。
温度帯、触感、風味、味わい・・秋刀魚を様々な表情を楽しんで頂ける一品です。
酢〆、炙り、梅肉焼き、オイル漬け・・・
※今年度は、状態の良好な秋刀魚の入荷が不安定な為、予告なく変更する場合がございます。
徐々に地元中之条産の夏野菜が市場に出回り始めました。
いつもではないのですが、安価で状態の良い夏野菜を入荷した時には、サービスの一環として
写真のような形で、たらいごとロビーに置いて、お客様にまるごと「ガッブッ」と召し上がって頂いております。
トマトはフルーツトマトにはない自然な甘味を塩でシンプルに。胡瓜は自家製田舎玉味噌でモロキューのように・・・
田舎の日常でありながら、お客様のとっての非日常の風景です。
夏の先付2種です。冷静コンソメは、二日間かけてじっくりと仕込んでいます。グラスの底には、コンソメと好相性である
パプリカのピュレを忍ばせています。パプリカのピュレは、オーブンでじっくり水分を飛ばした後、丁寧に裏ごししたもの。
味の凝縮度は、生のパプリカと食べ比べれば瞭然です。フォアグラのベニエも、ひと手間かけた一品。
フォアグラと自家製プルーンのジャムを手打ち生地でくるんで、カリッと揚げたもの。
仕上げに、独自で配合したスパイスをまとわせています。
この料理は、私が最も尊敬するシェフへのオマージュでもあります・・・
長静館では、現在生ビールの提供は致しておりません。ソフト、ハード面において最上な物を現在の状況では提供できないからです。飲食店で、生ビールを提供していない店のほうが珍しいくらいですが、では何故なのか?残念ながら、完璧な状態の生ビールを提供している飲食店を、私が知る限りではほとんど見かけません。それを実践するには、以下の理由により相当な労力を要するからです。
1.ドラフトコックの選別
添え付けの物がベストではありません。数多くのメーカーから、自らの目指す泡のイメージを具現化してくれる物をチョイスする必要があります。
2・樽専用の冷蔵設備の確保等
生ビールの鮮度を保つため、樽が外気にさらされる瞬冷式ではなく、樽そのものを冷却できる空冷式を選択するべき。しかし、ほとんどの飲食店が瞬冷式を採用。小さい樽をこまめに取り換えながら、2日程で使い切る必要がある事は言うまでもありません。
3.注ぎ方
きめ細かい泡を作る為には、最低1割のロスが出るであろう泡切りが不可欠。注ぐ時間も通常の2倍はかかります。注ぎ手の情熱と技術も当然必要。
4.ジョッキの管理
不要な臭いの付着を防ぐため専用スポンジでの手洗い、自然乾燥、そしてジョッキ専用冷蔵庫の確保は不可欠。
5.サーバー洗浄等
毎日のサーバー洗浄は言うまでもなく、ドラフトコックの分解洗浄や定期的に行う薬品洗浄など。
これらの課題をすべてクリアできた時、初めて生ビールを提供しようと私共は考えています。それまでは、瓶ビールのみの取り扱いとなります。
長静館のロビー外、ウッドデッキからの眺望です。今年は、例年より少し遅めに新緑が芽吹き始めました。
自然の、残酷すぎる程の圧倒的力に人はなす術がなく、自然の瑞々しい躍動感に心震える..
複雑な気持ちになりますが、その偉大な力に敬意を表し、私達も一歩一歩前進していこうと固く決意します…