料理へのこだわり

料理へのこだわり

温かいお料理は温かいうちに。冷たいお料理は器を冷やして最高の状態で。
お客様の為にこだわり抜いた最高のお料理でおもてなしを致します。

自家製蕗味噌

寒四温の時期をようやく抜け、山菜が徐々に出回ってくる頃、ほろ苦い春野菜の一つである【蕗の薹】で蕗味噌を仕込みます。味噌以上にたっぷりと蕗の薹を使っているので、ほんの少しの量でも温かな土と太陽、そして蕗の薹の香りが口中に広がります。

菜に使用する野菜の仕込みです。十数種類の野菜を、フレッシュのまま、ボイル、焼く、グリルにするなど、野菜に適した調理を施します。火を通すものは、野菜の種類ごとにジャストな触感で加熱。ボイルものは、急速冷却を行った後、一滴も水が残らないように丁寧にそれをふき取っていき、野菜本来の味がダイレクトに伝わる様に気持ちを込めて仕上げます。

春の野菜

グリル野菜は、フレイバーを重視。ふんわり鼻孔をくすぐる炭っぽい香りが郷愁感をさそいます。この野菜たちを、自家製銀光の燻製と組み合わせ、数種類のソースで召し上がっていただきます。ソースとの組み合わせで、様々な表情を見せ始めるこの一皿は、お客様に完成していただく料理なのです。

あゆ

静館の鮎料理は、食べやすさを追求したパテです。中心には、三枚に下ろした鮎のフィレを入れました。残った中骨等も、しっかりと乾燥させた後、こんがりと焼いてパテの一部として使用しています。鮎の全てを使った濃厚なパテに、しっとりとしたフィレのスモークがそっと寄り添う一品です。

■夏のアミューズ
夏の献立一品目です。出会いである茄子とトマトの関係を、長静館なりに分解・再構築してみました。トマトは果肉と果汁を分けて、それぞれの持ち味を追及。爽やかなトマトウォーターはジュレに仕立て、果肉は十分に水分を飛ばしながら味を凝縮。

夏の野菜

茄子は、焼きナスをピューレにしながら、こちらも不要な水分を取り除きました。どちらも調味料は塩のみですが、食感・味わい共に、素材の存在感をはっきりと感じることができます。魚介も使用していますが、主役は茄子とトマトのマリアージュです。

群馬産りんご

馬県、中之条町には、秋から初冬にかけて沢山の種類のリンゴが出回ります。その中から、新世界・名月・ふじ等を使ってデザートを仕込んでいます。果肉を生かしてコンポートに…
果汁は、軽やかな弾ける泡。ブランマンジェは秋の香りでいっぱいです。

の魚料理は、やはりなんと言っても秋刀魚(さんま)です。当館でも、脂ののった秋刀魚をメインとしたお料理をご用意しております。調理法は、三枚におろし丁寧に中骨をすべて取り除いて下ごしらえした秋刀魚をミルフィーユに仕立てたお料理をお出し致します。

秋の秋刀魚

ほんのり燻香が漂う秋刀魚は、シットリとした身が最大の特徴です。秋刀魚の身と身の間に忍ばせたビターで濃厚なパテと相性が抜群で、口の中に入れたとたん、その相性の良さを実感いただけると思います。すだち香る炙り刺しと共に…

寒鰆

静館で使用する鰆は3キロオーバーの肉厚のもの。時には、5キロオーバーの超大物が手に入ることもあります。これを数日間熟成させ、スモークします。凝縮白菜のソースのほんのりとした甘さが、繊細な鰆を引き立てる名脇役です。パルメジャーノレッジャーノ香る里芋を添えて。

から早春にかけてのデザートに使用するのは、この時期が旬の金柑(キンカン)です。生でも食べられる大ぶりな実の金柑だけを贅沢に使用して、コンポートにします。この時期だけ・・・旬の果実を利用した最高に贅沢なデザートです。

金柑のコンポート

金柑は、白ワインと砂糖で柔らかく煮込みます。もちろん種はすべて取り除いて、お口の中で金柑の甘み・食感をお楽しみいただけるよう・・・食べやすく仕込んでいます。これを使い、三種類のテイストの異なる柑橘でデザートを構築していきます

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